皆さん、こんにちは。
+e.wood(プラスイーウッド)三浦製材の中川です。
先日、愛媛大学を通じ依頼していた35℃超低温乾燥材eーBIO(イービオ)と、一般的な高温乾燥材のVOC(揮発性有機化合物)比較測定データが届きましたので、ご紹介させていただきます。
35℃超低温乾燥材e-BIO(イービオ)とは、三浦製材が一戸建て住宅の主要構造材や内装材として採用している木材です。一般的な高温乾燥材(KD材)は乾燥工程で80℃以上になる高温釜が使用されます。高温にさらされた木材は細胞組織が破壊されリグニンなどの重要成分が流れ出していまいます。
その点、35℃という超低温で乾燥させるe-BIOにはいくつものメリットがあります。
- 木の細胞を破壊しない
- 従来の無垢材より耐朽性が向上
- 含水率が低く強度がアップ
- 内部割れが生じない
- 乾燥による変色がなく、艶が良い
- 木材が持つ本来の香りを活かせる
- VOCの放散を抑え、安全性が確保できる
「天然の木は健康である」とほとんどの方が誤解をしているのですが、今回の検査は、⑦のメリットであるVOC(揮発性有機化合物)の放散がどれだけ抑えられているのかを科学的に検証したいと考え、愛媛大学を通じ検査をお願いしていたものです。
結論から言うと、eBIOの素晴らしさを再認識! でした。