室内濃度指針値/家の中の空気~知ってるようで知らないネタ①

皆さん、こんにちは。
+e.wood(プラスイーウッド)三浦製材の中川です。

密かに人気の「住まいあるある」の延長です。今回は知っているようで実は知らない~「へ~×10」のお話を。

建築に携わっている方、特に住宅建築に携わっている方、そして健康住宅を建てたい!とお考えの方々は聞いたことがあると思います「室内濃度指針値」という言葉。

「知ってるよ!室内のTVOC(総有機化合物)のそれぞれの指針値でしょ?」

はい、正解です。
トルエンやキシレンなど、聞くからに体に悪そうな有機化合物が部屋の中の空気中に占める割合の指針です。

が、質問はここからなのです。

その指針値の定義とは?

いかがでしょうか?
即答できる方、いらっしゃるでしょうか?
建築に携わっている方々でも、即答できる方はどれくらいの割合でいらっしゃるでしょうか?(ケンカを売っているわけではありません)

答えは、

現時点で入手可能な毒性に係る科学的知見から、人がその濃度の空気を一生涯にわたって接種しても、健康への有害な影響は受けないであろうと判断される値。

いかがでしょうか。
何が言いたいのかと言うと、明らかに「体に悪い」ということは判っているのですが、現時点での科学的知見(←ここがミソ)で、これくらいなら大丈夫だよ(と思う)!
ということなんですね。
定義は難しい言い回しで書いてありますが、要約すればものすごく曖昧なもの、なわけです。

おそらくは、ほとんどの人は一生の内の半分くらいの時間は家の中にいると思うのですが、家の中の重要な健康指針である「空気質」に関してはこのような感じなのです。

「基準値内です。」なんていう言葉にどれほどの説得力があるでしょうか。
(筆者は科学者ではありません。あくまで一個人の見解です)

弊社新築のお客様の室内濃度調査

では、本日のまとめ。

知っているようで知らないネタ①
「室内濃度指針値」とはTVOC(総有機化合物)のそれぞれの室内空気に占める指針値、

ということよりも、体に悪いと分かっているのに「一生吸っても大丈夫!保証しますよ」という数値を定めたものではない。

ということでした。「じゃ、どうしたらいいの?」
全3回くらいで、後日書いてみたいと思います。

追伸
1月17日付厚生労働省が改定した室内濃度指針値への最近の建材業界の動きを受けコラムを書きました。
健康住宅、室内空気質に関する責めを負うものではありません。悪しからずご了承ください。