【「ふきおろし」屋根のメリットとは?】
皆さん、こんにちは。「木の家」「自然素材」でお悩みなら三浦製材へ!亀岡市、京都市で注文住宅、リフォーム・リノベーション工事を手掛ける+e.wood(プラスイーウッド)三浦製材です。
今回は屋根の形について。
屋根には「切妻」「寄棟」「片流れ」「平屋根」など、いくつかのタイプがあります。たとえば、左側の屋根は妻側を切り落としたような形をした「切妻」の屋根。右側の屋根は一方向に傾斜している「片流れ」の屋根です。
先日竣工した南丹市八木町の邸宅では、「ふきおろし」タイプの屋根を採用させていただきました。
「ふきおろし」とは「葺きおろし」、あるいは「吹きおろし」とも記載されていることもありますが、屋根の傾斜の一部をそのまま下へと延長した屋根のこと。八木町の邸宅では2階の屋根がそのまま1階の一部まで延び、とても迫力のある外観をかたちづくっています。
1階まで延びた屋根は広々とした軒下の空間をつくり、軒天には無垢材を貼らせていただきました。
1階の居室にかかった屋根の部分は、傾斜天井の高い吹き抜けの空間となっています。
「ふきおろし」は、その大きな屋根を生かして、吹き抜けや屋根裏部屋をつくる、また屋根付きの玄関エントランスを設けるなど、設計面で工夫の余地がひろがることがメリットです。
屋根は間取りプランにも大きな影響を与える設計ポイントのひとつです。
屋根のタイプについても、ゆっくりとご相談いただければと思います。